銅不足でカンジダ再発?!

銅とは

銅は古代から武器や様々な用具として利用されてきた金属として広く周知されています。私たちの身体にも約80mg存在し、主に骨、骨格筋、血液に含まれています。
銅はたんぱく質と結合し、生体内反応の触媒作用の役割を担う微量必須ミネラル。銅は鉄とともに造血機能にも関わっていて、通常の食生活を送っていれば欠乏症は起こらないとされています。しかしながら、食生活の偏り・加工食品の多食、土壌の変化による含有量減少などで、銅に限らず必須ミネラル全般が欠乏している傾向があるようです。

銅は体に必要な微量ミネラルであり、毒性の低いミネラルであるということですが、臓器に蓄積すると障害をきたします。(ウィルソン病:肝臓や脳など全身の臓器に銅が蓄積し障害をきたす病気) 必須ミネラルはバランスが大切ですので、定期的に血液検査を行うなどし、サプリメントなどによる過剰摂取にならないよう気を付けましょう。

銅の抗菌作用

抗菌目的として制汗剤に銀(Ag)が使用されている商品がありますが、カビ(真菌類)に対しては銀よりも銅のほうが有効性が高いようです。銅がカンジダ菌を殺菌する背景には銅がカンジダ菌の繁殖し難い環境状態を作り出すことです。キッチンシンクに銅製三角コーナー製品や、10円玉(銅貨)を入れておくとよいと見聞きしたことはありませんか❓銅イオンの抗菌力で雑菌によるヌメリや悪臭を防いでくれるようです。

同じように、体内の銅バランス崩れや不足と、カンジダ菌の増殖についても影響があるようです。アトピー性皮膚炎などの治療で使われるステロイドは副腎の働きを鈍くさせてしまうことから、セルロプラスミンの生産を低下させ、銅のバランスが崩れ、結果としてカンジダ菌の増殖を誘発することが報告されています。
生理前になるとカンジダ症の症状に悩まされる女性が少なくない要因のひとつに、生理前になるとエストロゲン産生に銅を必要としますが、それにより血中の銅量が減ることが挙げられます。生理前は身体的・精神的にも変化の大きい時期ですので、銅その他ミネラルを多く含む食品を普段より多く摂取することを心掛けてみるとよいかもしれませんね。

 

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