ココナッツオイル がぶ飲みします?!

ココナッツオイルでカンジダ菌減少なるか?!

米国タフツ大学のキャロル・熊本教授らの研究チームはココナツオイルを飲ませたモデルマウスの便中カンジダ菌量が減少したと報告しています。
中鎖脂肪酸には腸のぜん動運動を促し排便を助けます。 ココナツオイルによってカンジダ菌に直接与える作用は明確にされていません。ココナツオイルが消化管内のリパーゼで分解され中鎖脂肪酸[デカン酸(カプリン酸)など]ができ、それがカンジダ菌の消化管内の増殖を抑制しているとのメカニズムが挙げられていますが解明にはさらなる研究が必要とのことです。しかしながら油の摂取はバランス具合が大切であるため、摂取にあたっては偏りのないよう注意しましょう。

シナモンに増殖抑制か

オレガノ、レモングラス、コリアンダー、アニスシードなどにも強い活性があり、これに続いてシナモンにも強い活性があることがわかったそうです。香りが強い植物を食べると口の中がすっきりすると感じるのと関係しているかもしれません。だからといって“シナモンドーナツ”を食べるのでは、かえって逆効果も。シナモンに大量の砂糖が混ざっていて、小麦粉、酸化した油で揚げたもの・・これではむしろカンジダ異常を起こしかねません。
東南アジアでは食後の口腔清浄にシナモンが常用されているそうですが、香りづけやシナモンシュガーとして用いることの多い日本でそれを実践すること、また継続となるとかなり苦痛を伴う気がします。

毎日継続・手軽に対策

ココナッツやシナモンを毎日摂りつづけることは余程好きな方でない限り困難ではないでしょうか。 カンジダが育つ環境を減らす、また、私たちの消化器官はとてつもない種類と数の菌が棲んでいますから、カンジダ菌だけに固執せず、良好な腸内フローラ、口内フローラ、膣内フローラを形成することで免疫にもプラスとなり、自身の免疫機構でカンジダを含む様々な菌やウイルスに強くなることが理想です。

カンジダ菌は誰しも棲みついています。口腔内でカンジダ菌の異常増殖が起こっている場合、食物や唾液とともに食道、胃や腸を通り肛門にまで達します。カンジダ菌が発育する主な場所は消化管とされていますから、さらに異常増殖する可能性を考えると口腔ケアは見逃せないポイントといえますね。

 

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