更年期のエストロゲンとカンジダ

抗酸化物質でもあるエストロゲン

女性ホルモンであるエストロゲンには、活性酸素を消す抗酸化作用があります。その抗酸化力は抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEなどよりもはるかに高く、活性酸素から女性の心と体を守る強い味方として働いているのです。
成熟期の健康な女性はエストロゲンが十分に分泌されており、脳の視床下部などにある活性酸素はエストロゲンによって消され、増えすぎることはあまりありません。しかし、更年期の女性はエストロゲンの分泌量が急激に減少することで活性酸素を消す力が弱まるため、体が活性酸素に さらされやすくなります。

そうした過剰な活性酸素が、うつ状態、もの忘れ、不安感、そしてホットフラッシュなどいわゆる更年期症状を引き起こす大きな要因といわれています。また、閉経期以降は、エストロゲンが減少することにより外陰部が乾燥したり炎症を起こしカンジダなどに感染しやすくなります。カンジダに感染すると、非常に強いかゆみとおりものの症状がでます。チーズ状や粥状の分泌物を伴い、膣壁や外陰には赤くなったり腫れがみられることがあります。

過剰な活性酸素を消すことが更年期障害を軽くする重要なポイント

体内で過剰となった活性酸素を取り除く働きをする、酵素スーパーオキシドディスムターゼ (SOD)は、酸化を防止する 物質として「抗酸化物質」とも呼ばれています。このSOD酵素、もともと人間は体の中に持っているものですが、20歳をピークにどんどん活性が衰え、40歳を過ぎるあたりから体内のSOD産生能力が急激に低くなってしまいます。

1.亜鉛・セレンを摂取して酵素の数を増やすこと
現代人は必須ミネラルの摂取が不足している傾向にありますので、亜鉛・セレンなどのミネラルをしっかり補給して酵素を増やし、過剰な活性酸素を消すこと

2.抗酸化物質を積極的に摂取すること
野菜や果物などのビタミンA、C、E、ポリフェノール等です

更年期は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすい時期でもあるので、食生活をきちんと見直してみることが大切です。