鉄分といえば “ひじき” に異変

鉄分激減?!

「最近貧血ぎみだから、ひじき食べないと」 と女性の間で交わされることの多いこの会話が今後変わってきそうなニュースが入ってきました。
干しひじきに含まれる鉄分が10分の1まで激減 ?!文部科学省の発表によると、貧血防止によく食べられる干しひじきに含まれる鉄分が、最近主流の製法では従来製法よりも10分の1近くも大幅に少ないということがわかったとのことです。

煮沸釜の違いで差

1982年版の成分表以来、含まれる鉄分は100グラム当たり55ミリグラムとされてきました。干しひじきは、原料の海藻を煮沸して渋みを取り、乾燥したものが売られており、煮沸する際に使う釜が鉄製からステンレス製が主流になってきていることから、製法によって成分が異なる可能性があると以前より指摘されていたそうです。
再分析の結果、鉄釜製法では100g当たり58・2mgの鉄分を含むが、ステンレス釜製法では6・2mgであったそうです。

これは驚愕の事実でしたね、少しくらい心掛けてひじきを摂取したところで大した対策にも出来てはいなかったとは。しかも、ひじきの煮物って結構味付け濃かったりするから立て続けに食べると塩分とかも気になるところ。昔ながらの『鉄釜製法』に全社揃えてくれたらいいのですが、色々な面で差が出たり、場合によっては虚偽表示するメーカーも出でくるのかもしれないです・・・。