ソフトドリンクの飲みすぎ、ご注意!

ゼロだけどちゃんと甘いから、ガンガン飲んで良し?!

最近は健康志向の流れから、「カロリーゼロ」 を前面に出したソフトドリンクがやたら多くなりました。「甘くありながら、ゼロカロリーは有難い」なかには、そう思っている方も少なくないようです。売れてますし、各社メーカーもこぞって出します。ところが、こっちのほうが健康にはむしろマイナスなのをご存知でしょうか。

カロリーゼロでありながら甘いということは、砂糖に代わる “ 何か ” が入っています。パッケージラベルの原材料欄に、「ぶどう糖果糖液糖」や「果糖ぶどう糖液糖」 とかなりの食品に記載されています。
これは、砂糖より数百倍の甘味をもつ新種の人工甘味料で、高フルクトース・コーンシロップの別名。肥満や糖尿病などの原因となるとされており、アメリカでは警鐘が鳴らされている甘味料であり、うつや腎機機能低下、血管系疾患のリスク増大にも関与しているとの研究報告もありますが、日本では当たり前に使用されています。

一見平たい名前にダマされる・・?!  『 果糖ぶどう糖液糖 』

あまり聞かない カタカ名詞ではないので、特に引っ掛かりなくスルーしてしまう方が殆どかと思いますが、そもそも「果糖」と「ぶどう糖」では、私たちの身体に及ぼす作用が大きく異なってきます。

“ 果糖 ” が果物や蜂蜜に多く含まれているのに対し、“ ぶどう糖 ” はご飯やパン、麺類、芋類などに多く含まれ、脳の唯一のエネルギー源となります。ぶどう糖摂取後は満腹感が増加しますが、果糖の場合はそのような反応が起こらないため、気をつけていないと、必要以上に摂りすぎる傾向にあります。

未来のために、プレママも気をつけましょう

妊娠中の女性が カロリーゼロの食品ばかりを摂り続けると、胎児に必要な栄養素が行き渡らず、出生後に栄養状態がよくなってから肥満や糖尿病、高血圧、メタボリック症候群になるリスクが高まるそうですので、子供の “ 食育 ” が大切だという認識は定着してきているように、これから ママになるお母さん、お父さんも普段から意識することが必要となります。
健康に気遣い 『カロリーゼロ』 飲料を飲んでいるハズが、不健康なカラダを作ろうとしているなんて、何とも皮肉ですよね。