更年期障害の代表的な症状

更年期女性のホットフラッシュ 危険性

女性は50歳ごろに閉経を迎え、閉経を挟んだ約10年間が更年期にあたり、体と心にさまざまな不調があらわれやすくなる事は、よくご存じですよね。いろいろな不調に大変な思いをされている方は多いですが…

こんな症状ありませんか?

・突然カーッとのぼせる
・顔や首がほてる
・どっと汗が出る(気温と関係なく)
・赤面したような感じがする
・顔は熱いのに手足や腰が冷える
・夜中に大量の汗をかく

不調のひとつホットフラッシュですね。

ホットフラッシュには、急に顔が赤らんだり、熱くなったり、汗がとまらなくなるといった症状があります。自律神経の調節がうまくいかず、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなることが影響しているようですが、顔が赤らんだり、熱くなったり、汗がとまらないだけの症状ならまだいいかもしれません。
ホットフラッシュは、心筋梗塞や脳卒中などの危険性を高める可能性もあるようです。更年期の血圧は乱高下を繰り返しながら上昇し、やがて高止まりになることが多いのですが、ホットフラッシュを発症すると、心拍数と血流量が増え動脈硬化が促され、血管内皮細胞がダメージを受けやすくなるといわれています。血管内皮細胞は血管の内側にあって、血管を広げる一酸化窒素(NO)をつくりだします。血管内皮がダメージを受けると、NOが減り血管のしなやかさが低下し、血圧が上がりやすくなると言われていますので、お気を付けてください。

治療として、産婦人科でホルモン補充療法(HRT)も行うことも出来ます。かなり悩んでいる人も多い症状だけに、気になる人は早めに産婦人科専門医に相談することをおすすめします。更年期に対するホルモン剤を用いることで、劇的に改善する人も多いようです。

ホットフラッシュの対処法

ほてりやのぼせ、発汗などの症状には個人差があります。とはいえ、いつ、どこで症状が現れるのかわからないため、前もって備えておくと安心です。特に外出先での汗対策は大切ですね。

大量の汗をかいたあと、そのままにしておくと体が冷えてしまいますから、外出の際には、汗を拭く厚手のハンカチやタオルなどを忘れないようにし、下着は吸湿・速乾性の高い素材のものを選ぶとよいでしょう。外出先でも体温調節がしやすいように、カーディガンやストールなどを持ち歩き、暑さ・寒さ対策をしておくのもいいですね。夏場は大量の汗をかいた後、冷房で体が急激に冷えてしまうことがよくあります。風邪や冷えの原因にもなるのでお気をつけください。顔のほてりを鎮めるには、冷たい水で絞ったタオルで冷やすか、凍らせた保冷剤などを携帯しておくと便利です。

ホットフラッシュの症状がたびたび起こるときは、自律神経のバランスを少しでも整えるために、できるだけ規則正しい生活を心掛けましょう。睡眠不足や過労は悪化のもとです。こまめにストレス解消・リフレッシュすることが大切です。
適度に体を動かす事はよいですね。運動して定期的に汗をしっかりかくようにすると発汗対策にもなるからです。汗を出す汗腺は、運動不足であまり汗をかかずにいると休眠状態になってしまい、顔や上半身にだけ大量の汗をかいてしまうことになります。運動でこまめに汗を流して全身の汗腺を活性化させると、顔や上半身だけに発汗が集中しなくなります。日常生活の中でできる対処法を取り入れて、少しでも快適に過ごせるようにしていきましょう。