閉経前の大量出血

大量に出血していて心配…

月経周期の乱れは、更年期に入った一つのサインともいえます。今まで周期的に排卵し、2種の女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)を分泌していた卵巣の機能が衰えてくるために起こる変化なのです。
更年期周辺では、周期が短くなったり、長くあいたり、経血量が少なくなったり。逆にナプキンからもれるほど大量出血したり、だらだらと出血が続くこともあり、なにかと生理に振り回されてしまう事が多くなります。更年期に入ると、卵巣機能の衰えからホルモン分泌が不安定になり、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるために大量出血や不正出血が起こるのです。また、排卵を伴わない無排卵月経の確率も高くなり、妊娠する力もなくなっていきます。ただし、こうした変化にも個人差はありますので、順調に生理がきていたのに、ある日突然止まり閉経する人もいるなど、必ずしも同じ経過をたどるとは限りません。
ホルモンバランスの乱れによって生理が止まらないと思われる場合もありますが、市販薬やサプリを使用して対処することはあまり良い策ではないですね。病気により出血している可能性もあるので、8日以上生理が続くようであれば、一度医師に相談することおすすめします。

病院を受診する目安

特に下記の状態のときには、早めに病院へ行かれるのが一番です。

・大量の出血がある
・レバーのような血液の塊がたくさん排泄される
・耐え難い月経痛
・8日間以上月経が続く
・月経時以外にも出血がみられる
・排尿障害がでた
・腹部にしこりのようなものがある

生理が止まらないのを放置すると…

子宮や卵巣の疾患を見逃してしまい、症状が悪化したり、ガン化する恐れもあります。過多月経や過長月経の場合は、貧鉄欠乏性貧血になっている可能性もあり、日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。原因を特定するためにも、早めの受診をおすすめします。

 

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