生理痛がつらくなったら体を温めてみよう!

辛い痛みや貧血など生理痛に悩む人は少なくありません。重い生理痛の原因は、体の冷えによる血行不良の場合が多いといわれています。「生理のときはおなかを温めるとよい」とはよく聞きますが、生理痛と冷えには密接な関係があるのですね。

「生理痛」と「冷え」との関係は?

生理痛は、キリキリするおなかの痛みや鈍痛、頭痛など、人によって症状はさまざまです。ではなぜ、こうした痛みを感じるのでしょうか?例えば、物にぶつかるなどして打撲をすると、ぶつけた部分が赤くなり、血流がとどこおって痛みを感じるようになりますよね。漢方では、「流れが悪いところは痛みが出る」という考えがあり、血の流れが悪くなると痛み物質がたまりやすくなって痛みを感じるようになると考えられています。この原理は生理痛にもいえることで、生理中は基礎体温が低くなり、血液に粘りが出ます。その粘った血液が体外へ流れようとするために、痛みが発生するわけです。また、体が冷えて体温が低くなると、血が固まりやすくなります。そのため、冷え性の人は生理痛がひどくなる傾向があるそうです。

生理痛を和らげるには、普段から体を温めることが効果的

生理痛の痛みを軽減するには、温めることで血流を良くすることが効果的です。
子宮を温めることが一番効果的なので、おなかのおへその部分や、腰などを温めるとよいでしょう。子宮に近いおへその下あたりは、ホルモンバランスのツボが多く集まっている場所で、生理の痛みを特に感じる部分でもあり、ココを保温すればダイレクトに子宮が温まり、生理痛を和らげてくれる可能性があります。
また、仙骨部分を温めることで腹部以上の効果が出る人もいるそうです。仙骨は腰のすぐ下、おしりの割れ目の上のほうにある骨です。この部分を温めることで子宮の周囲にある骨盤も温まり、内部にある子宮や卵巣周辺の血流改善が期待できるようです。
さらに、内側の太モモ部分(内モモ)を触ってみて、冷えている場合は内モモもカイロで温めてみるのもいいでしょう。内モモには卵巣に関するツボがあるため、子宮の冷えが内モモの冷えとして反映されている可能性があります。カイロでしっかりとツボを温めて、卵巣や子宮を冷えから守りましょう。
そして、血流を良くするため、普段から体を温める生活を心掛けましょう。食生活においては冷たい食品の摂取はできるだけ避けるように。また、筋肉を付けると血流がよくなり冷えにくい体になるため、スクワットやジョギングなどの運動も有効です。おすすめなのは、歯磨きをしているときにゆっくりと10回スクワットをすること。これを毎食後、1日3回行うだけで、太ももの筋力アップの効果が期待できます。少しの時間でも運動する習慣をつけておくとよいでしょう。

重い生理痛にはカイロなどで体を温めると、一時的に痛みを緩和させることができる可能性があります。ですが、この方法は重い生理痛の根本的な治療ではありません。きちんとした治療を目指すのであれば、医療機関を受診することをおすすめします。あわせて「体を冷やさない」「冷たい飲食は避ける」「適度な運動をする」などの生活習慣改善も考えて、自分なりの生理痛を和らげる姿勢も見つけてみましょう。

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