更年期障害症状の種類

更年期障害の症状は40代から少しずつ

更年期に訪れやすい症状や種類
《自律神経失調症状》
・血管運動神経症状……ほてり、のぼせ、発汗、寒気、冷え、動悸
・胸部症状……胸痛、息苦しさ
・全身的症状……疲労感、頭痛、肩こり、めまい

《精神的症状》
・情緒不安定、イライラ、怒りっぽい、抑うつ気分、涙もろくなる、意欲低下、不安感

《その他の症状》
・運動器症状……腰痛、関節・筋肉痛、手のこわばり、むくみ、しびれ
・消化器症状……吐き気、食欲不振、腹痛、便秘、下痢
・皮膚粘膜症状……皮膚の乾燥、湿疹、かゆみ、蟻走感
・泌尿生殖器症状……排尿障害、頻尿、性交痛、外陰のかゆみ、膣乾燥感
このほか、現病歴、既往歴からの影響により出現する症状など個人差があります。

月経周期が短くなり、やがてとびとびに

とりわけ大きく訪れるのは月経(生理)の変化。一般に、35歳頃を境にして卵巣の機能は低下し始め、40代に入ると多くの女性に月経の乱れが見られます。
40代前半では月経間隔が短くなる→ 28日周期から26日周期くらいに。35日くらいの長めの周期が27日周期へ。
45歳頃になると月経が順調であっても無排卵に。20~30代前半は年に12回 順調に月経があったとして、少なくとも10回はきれいに排卵していると考えられますが、45歳頃には卵胞数が激減し妊娠可能な卵子は、もうほとんど残っていないという状態で月経があっても年に数回の排卵ペースになるだとか。

やがて2ヵ月に1回あったのが、4、5ヵ月に1回となるなど月経間隔に開きが出てくることが多いようです。そののち、最後の月経から1年以上月経がこなければ閉経となります。 閉経前後は、月経かどうかわからない出血、だらだら続く出血、これまでと違う様子の不正出血が起こりやすい時期。一般的には50歳前後の方が多いようですが、個人差が大きい部分です。

子宮や卵巣の病気が隠れていることもあるので、不正出血があった場合は放置せず婦人科を受診しましょう。普段から月経周期や量などをメモしておくと体の変化により早く気づくことができ早期治療に取り組めます。

基礎体温で客観的に受け入れる

基礎体温のグラフは身体の状態を知る大きな手がかりとなります。早い人では40代から基礎体温に変化が現れます。ホルモンバランスの乱れにより、基礎体温上では低温相が長くなり、排卵後の高温相が短いという〝黄体機能不全〟症的なグラフを描くケースも。
更年期に入ると、だんだん低温と高温期の高低差が減っていき、〝無排卵性月経〟的なグラフへ移行。閉経すると高温期がなくなり低温期だけになります。
基礎体温測定は妊活の時期だけでなく、ママ世代、ミセス世代にも活用することで自分のカラダ年齢を客観的なデータとして見ることができます。

 

更年期など女性特有のお悩みをサポートするサプリはこちら