カンジダ症の再発性

なぜ再発しやすいのか

カンジダ菌は常在菌であり、腸内、口腔内、頭皮、爪など身体の至るところ部位・臓器に棲み潜んでいます。 過労や疲労・睡眠不足・ストレスなどにより免疫力が低下したときや、糖質の多い食事・飲酒、食品添加物の多い食事で腸内フローラを乱すとカンジダ菌の勢力が強まります。 そこへ中立の立場をとる日和見菌が強勢力へと傾きだし、善玉菌とのバランスが保てなくなりカンジダ菌繁殖力が高まった状況下では大繁殖します。 女性の場合、生理前におこるホルモンバランスの変化、抗生物質やピル使用時、妊娠、服装(しめつけの強い下着など)で腟の中に潜んでいたカンジダ菌が繁殖して発症します。
つまり、カンジダ菌の異常増殖となるベースは誰しもあること、異常増殖に影響を及ぼす何らかのマイナス要因が加わるとなるのです。そして発症や再発・繰り返すといったことになるようです。
女性に再発が多いのは、性器形状の違いから男性よりもカンジダ菌が好む環境にあるためといえます。一度発症した人の約4割が1年以内に再発したとの調査報告もあります。

腟カンジダの再発を防ぐためには

上記にも述べましたが、食生活・睡眠・ストレスコントロールといった日頃の生活習慣を見直し実践実行を継続することが大切です。 健康を維持するための基本的なことばかりであり、カンジダに限ったことではありません。しかしながら継続がいかに難しいことかも皆さんは自覚されてもいます。特に食生活の部分が。

  • 通気性の良い下着の着用
    化学繊維の下着はむれやすく通気性が悪いため、カンジダ菌が繁殖しやすい環境を作りがちです。化学繊維の下着はできるだけ避けて、通気性の良い綿製品の下着を着用するようにしましょう。そしてこまめに下着は替え、特に濡れた下着や湿った衣類はなるべくすぐに着替えましょう。
  • 石けん、入浴剤等使いすぎに注意
    石けん、入浴剤は使いすぎると皮膚のバリア機能を弱めるため、カンジダ菌に感染しやすくなります。消臭スプレーや、防臭加工されたパンティーライナー等も同様の理由で使いすぎ、長時間の着用は避けるようにしましょう。衛生状態が悪くても良過ぎてもカンジダ感染を引き起こす確率が高くなります。
  • 浴室・トイレの清掃
    身体の洗いすぎはかえってマイナスですが、浴槽・風呂椅子・便座などは常時清潔に掃除したり乾燥をしカンジダ菌を繁殖させない空間維持につとめましょう。浴室の掃除で見落としがちなのは天井・壁。湯気でカビ胞子が天井から剥がれ落ち、呼吸器に入ったり身体に付着しています。入浴後は換気扇だけでなく面倒でも乾いた布等で払拭することでさらにカビ防止とほこり汚れ掃除が出来ます。浴室・からだふきのタオルは一人ずつ専用ものを使う、脱水後のタオルに黒いちっちゃな斑点カビが生えているのを見つけたら新しいものに交換しましょう。
  • 食事中のコップやカトラリーなどの共有は避ける
    感染リスクを高めたくないのであれば、飲みまわしを避け一人ずつ専用のコップやカトラリーを使いましょう。虫歯予防・歯周病予防にもなります。
  • 排便時に気を付けたいこと
    トイレの後は前から後ろに拭くようにしましょう。カンジダ菌は腸内だけでなく肛門とその周りにも存在します。腸内のカンジダ病原菌を肛門や便から前側にうつすリスクを減らすことができます。