夏の生理 (冷え対策)

夏も生理痛がひどくなった

生理中はつらい生理痛だけでなく、ホルモンバランスの変化に伴うめまいや動悸、気分の落ち込みなど様々な不調が現れやすい時期。ひと月に一度のペースで訪れる生理は「ブルーデイ」と感じる女性も多いのではないでしょうか。

猛暑により冷房の効いた部屋で過ごしたり、冷たいものの飲食が増えたりで、夏は身体の外側からも内側からも冷えやすい要素揃い。生理痛と冷えの関係は不明な点もあるものの、身体が冷えて血行が悪くなると酸素や栄養が不足しがちになり、子宮機能の低下を招き、スムーズな経血排出を妨げる傾向にあります。一方で、経血を排出させるために身体はますます子宮収縮させようとします。それに伴い、痛みを引き起こす作用をもつプロスタグランジン物質分泌が盛んになるために生理痛の出現や悪化となってますます辛い期間を過ごさなくてはならなくなります。

熱中症の危険すらある暑すぎる気温では外に出るのが億劫になりやすく、運動不足にもなりがち。これも、血のめぐりが悪くなり、むくみやすくなる原因のひとつとなりますから、室内で無理のない範囲でストレッチやヨガで血の巡りを意識し、スムーズな経血排出を促してあげましょう。気分のリフレッシュもでき、少し痛みも和らぐかもしれません。

夏の生理痛軽減対策

  1. 冷たいものの飲食は控えめに
    生理痛の予防や改善には、血のめぐりをよくし、冷えを解消することが大切です。生理中はできるだけ冷たい飲み物を控え、紅茶、ハーブティー、スープなど、温かい飲み物をとるようにしましょう。
  2. ストールやひざかけで身体を冷やさない工夫
    冷えを解消し血のめぐりをよくするためにも、過度に肌を露出するようなファッションを避けることが大切。冷房が常に効いたオフィスでは、ストールや羽織もの・ひざかけなどを備えておきましょう。ストールやひざ掛けは丈の長いものがおすすめ。 血流の悪い方は足から心臓に戻す力も弱くむくみもおこしやすい状況に。素足で長時間過ごすと足元が冷えます。靴下やレッグウォーマーなどで温めるようにしましょう。
  3. 温熱シートでお腹を温める
    蒸気が出るタイプの温熱シートをお腹や腰に貼って温めると血のめぐりがよくなり、生理痛が緩和するとおしゃる方も多いです。生理の始まる1、2日前~生理3日間ほど利用するとずいぶん楽かもしれません。

ひとりひとり個人差や体質は違うもの。身体の健康全体にもつながることとして、ご自分なりの対処方法を見つけ、実践していくこと、自分の身体に寄り添い労わってあげることが一番の近道ですね。

 

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