生理痛の原因

毎月、生理のたびに生理痛に悩む方も少なくありません。
そもそも生理痛をひきおこす原因はどこにあるのでしょう?

心のストレス

生理周期のリズムを司る女性ホルモンは脳の視床下部でコントロールされています。
脳にストレスがかかると、コントロールがうまくいかずホルモンバランスが崩れ、生理トラブルを引き起こす原因となるようです。
ストレスは免疫力を低下させることでも知られていますが、肉体的・精神的なストレスによって生理痛などの痛みが増強されるともいわれますのでストレスをためない、過多とならない工夫をしましょう。

血行不良

生理痛の原因のひとつに挙げられる血行不良。
エアコンの効いた部屋に長時間居たり、洋服による体の締め付けは血行不良の原因に。
また、無理なダイエットも体が冷えやすくなります。
上記のストレスの影響や、交感神経過多状態で手足先が冷たくもなりがちです。
今一度生活習慣を見直しましょう。

病気の場合も

寝込んでしまうほどの痛みには、疾患がある可能性も。
あまりにも痛みがひどい、続く場合は 早めに婦人科での受診をおすすめします。
特に、子宮内膜症は強烈な痛みを引き起こすこともあり、放っておくと子宮内膜の癒着が進んでしまい、不妊になってしまうこともあるので軽視は禁物。

子宮内膜の厚み

古くなった子宮内膜がはがれ落ちて体外に排出されるのが月経(生理)。
内膜が厚いとその分収縮が強くなり、痛みが増すケースも。
また、はがれ落ちる力が弱いと、すべてはがれきれずに一部が残ってどんどん子宮内膜が厚くなっていくそうです。
ひどくなると 『子宮内膜増殖症』という病気になる場合もあるとのこと、我慢や鎮痛剤で痛みが過ぎ去るのを待つだけでなく、定期的に婦人科を受診し健康状態を知っておくことも大切ですね。