「痛み止めの薬も効かない!」激しい生理痛への対処法

多くの女性が毎月数日間耐える生理痛。痛みの程度には個人差がありますが、なかには日常生活に支障をきたすほどの痛みを抱えている方もいらっしゃいます。長い間付き合いになる生理ですから、辛い症状はできるだけ緩和して乗り越えていきたいものです。

生理痛の薬が効かないときの対処法

一昔前なら必死に耐えながら過ごす方が多かったかもしれませんが、今は生理痛を大幅に緩和してくれる高品質の鎮痛薬(痛み止め)がたくさんあります。しかし、そんな頼みの綱である鎮痛薬の効果がなかなか現れず、「もしかして効いていないのでは?」と不安を感じる場合もありますよね。基本的にはどの鎮痛薬であっても用法・容量を守って正しく服用していればきちんと効果を発揮するものですが、効いていないと感じる場合には次のような原因が考えられるかもしれません。

鎮痛薬を服用するタイミングが遅い
実は、鎮痛薬を上手に使うポイントは、痛みを感じ始める前の服用にあります。鎮痛薬の効果は服用してから効果が出るまで約20分~30分かかります。そのため、痛みが出始めてから服用した場合、数十分は痛みに耐えなければなりません。痛みはストレスを生むため、待っている時間は通常より長く感じることでしょう。そうしたことから「あまり効いていないのでは?」と思ってしまうのも無理はありません。「痛みが最強になって我慢できず飲むのではなく、痛みの予兆を感じたときを逃さずに飲む」これが生理痛の薬を最大限に効かせるコツです。
また、生理痛の薬を変えることも効果的といわれています。同じような作用機序でも、薬の製造過程の違いで効果出現にも違いが出ることがあるようです。

冷えやストレスで痛みが増強している
冷えやストレスがあると血行不良となり痛みが強くなります。鎮痛薬の効果を最大限に発揮させるためにも、服用した後はなるべく体を温めてリラックスするといいでしょう。

鎮痛薬と相性の悪い食べ物・飲み物を摂っている
鎮痛薬と相性の悪いものを食べたり飲んだりしていると、鎮痛薬の効果があらわれにくくなることも。たとえば、鎮痛薬を服用する時間の前後に糖分の多い食べ物(お菓子やご飯など)やキャベツなどを食べると効果が弱まるといわれていますので注意が必要です。同じく牛乳も薬の効果を弱めることもあるので覚えておくといいでしょう。

子宮関連疾患を患っている
子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患がある場合、市販の鎮痛薬では対処しきれないほどの強い痛みが出る場合があります。毎月生理がくると、寝込んでしまうような場合は早めに医療機関を受診しましょう。

ピルや避妊リングで生理痛を軽くする方法も!

鎮痛薬でもなかなか痛みが緩和されない場合は、経口避妊薬(ピル)あるいは生理痛の緩和目的に作られた低エストロゲン・黄体ホルモン配合薬や子宮内挿入リングを使用する方法も。これらに含まれる黄体ホルモンには子宮内膜の増殖を抑えて生理自体を軽くする作用があるので、長年強い生理痛に悩まされてきた方はぜひ検討してみるのもいいかもしれません。

強い痛みが続く場合は早めに医療機関へ!

「生理痛はいつものことだから…」と、生理によって引き起こされるさまざまな症状を我慢してしまう方も多いでしょう。
生理痛は子宮の健康バロメーターでもあります。子宮に何らかの疾患があるのにもかかわらず、「多分、生理痛」といったような自己判断で症状が悪化してしまわないよう、冷や汗が出るほどの強い痛みが続く場合は鎮痛薬だけに頼らず、早めに医療機関を受診することが大切です。

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