更年期の悩み・・・頭痛

頭痛、頭痛に関連する症状

頭痛や頭が重いという症状は、更年期女性にも比較的よく見られ、日常生活上軽視できない症状の一つ。一般的に頭痛は、頭の中の病気(くも膜下出血、脳腫瘍など)に由来する二次性頭痛と、頭痛の出現パターンが診断の決め手となる機能性頭痛とに分類されます。
機能性頭痛の代表で、片頭痛は30~40歳代の女性、緊張型頭痛はいずれの年代で女性の有病率が高いという特徴がありますので、更年期女性で頭痛が気になる場合は、まずその頭痛がいつ頃からなのかを思い出してみて下さい。

頭痛は、女性ホルモンの低下との関連により更年期になってから出てきたり悪化する場合があるようです。更年期によっておこる頭痛は、脳血管の血管壁の痙攣や収縮によって起こるともいわれます。これもエストロゲン分泌の減少が関係していると考えられています。
頭の一部が痛い、頭全体が重たい、うなじが痛い、肩こりを伴うなど、症状は様々です。まずは病院を受診して重大な病気でないことを確認した方が安心です。

頭痛と関連する症状、肩こり・耳鳴り・めまい

  • 肩こり
    頭痛持ちの75%が頭痛の前兆や最中に「肩や首のこり」を感じているといわれています。頭痛のメカニズムが「三叉神経」という肩から頭にかけての神経の興奮で起きる事から、肩こりが頭痛の前兆として起きることも多いのです。(三叉神経のおおもとから、目の奥と肩に痛みが伝わる)
  • 耳鳴り・めまい
    原因がわからず、更年期のホルモン治療を行っても改善しない人は、長年の頭痛もちだったという人が少なくないようです。若いころに頭痛治療が不十分だと、その後に原因不明の「耳鳴り・めまい」となってあらわれることがあります。

更年期世代に一番多いめまい症

更年期の耳鳴りとめまいのはっきりした原因は不明です。大事なのは、いつ、どこで、何をしているときに、頭がどの位置の時にめまいが出現するのか?立ち眩み程度なのか?浮遊感があるのか?などで原因が絞られます。
耳鳴り・めまいを起こす耳鼻科疾患としては、メニエール病、頭位めまい症、中耳炎、内耳炎などがあるようです。

中枢性の病気としては、脳血管障害、脳腫瘍、小脳出血など。いちばん多いのは、いずれの検査をしても特に病気の異常がない「めまい症」で、自律神経的なものであり更年期障害の症状の一つです。

 

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