生理周期による痛みの変化

生理周期により痛みに特徴がみられる人も多い

【生理前の痛み】
生理開始の3~7日前から下腹部痛の他に頭痛、むくみ、イライラ、不安、胃腸の不調などが起こるのがPMS(月経前症候群)です。

【生理前半の痛み】
生理直前から生理初期には、子宮内膜を剥がすためのホルモン(プロスタグランジン)が分泌されます。このホルモンは子宮を収縮させ、子宮内膜を外へ排出する役割があります。痛みを感じさせるホルモンでもあるため、この量が多すぎると収縮が強すぎて痛みが発生します。また、血管を収縮させるので、腰のだるさや冷えも起こってきます。

【生理後半の痛み】
後半の痛みは、血液のめぐりが悪くなって起こる下腹部の鈍痛や腰痛が主になってきます。

生活の中で気をつけるポイント

【首のつくところを冷やさない】
首のつくところは、浅いところに動脈が走行しています。ここは外気によって血液の温度も左右されるため、できるだけ、首、手首、足首、くびれ(腰)は冷やさないようにしましょう。

【睡眠】
人は寝ている間に自律神経のバランスを整えたり、ストレスからの回復をしてくれます。寝る前1時間くらいはスマートフォンやテレビを見ないようにして、部屋は暗めにしてみましょう。

【ストレスケア】
ストレスはホルモンバランスを崩してしまいます。特に生理中はナーバスになっていますので、心身をリラックスさせることが大切です。早めにベットに入って、ゆったりとした深呼吸を行なっていきましょう。