必須ミネラル モリブデン

モリブデンて?

モリブデンは、北南米で世界の過半数を産出している銀白色の硬い金属。
硫化モリブデンは、工業用の潤滑油やエンジンオイルの添加剤として使われます。栄養素としてのモリブデンは、鉄やマグネシウムと同様に、体内の必須ミネラルで、体内で酵素の働きを助けます。
1日の摂取量は100㎎未満と少ないため、微量ミネラルに分類され、必要量は少量ですが健康維持には欠かせないため、必須ミネラルと呼ばれているようです。モリブデンがない状態では、体に毒素が蓄積していくようです。モリブデンは胃と腸から血液に吸収され、肝臓、腎臓、その他の部位に運ばれます。

モリブデンは土壌に存在するため、モリブデンを含むミネラルが豊富な土壌で育った植物、その植物を食べて育った動物の肉に含まれています。
モリブデンを含む食品は多いため欠乏するケースはまれですが、カンジダ症などの腸内環境の問題を抱える人にとっては、確実に摂取したい大切な栄養素になります。

積極的にモリブデンを摂取した方がいい人とは?

・カンジダ症 ・リーキーガット症候群 ・過敏性腸症候群(IBS) ・腸内細菌異常増殖症候群(SIBO) ・セリアック病 など、腸内環境の問題を抱える人は、モリブデンを消耗している可能性があるようです。
腸内で増殖したカンジダ菌は、餌である糖分を食べ代謝します。その代謝の副産物として毒素を生成しますが、その毒素の中で厄介なものがアセトアルデヒド
二日酔いの原因にもなる神経毒のアセトアルデヒドは、脳細胞を破壊するため脳の機能を妨げます。そしてアセトアルデヒドが体内で解毒・排出されないと、赤血球の細胞膜も損傷を受け、体の各組織に酸素が運ばれなくなり慢性の疲労につながるようです。

モリブデンはマグネシウムと同じく、アセトアルデヒドの分解に効果を示すそうです。腸内でカンジダ菌が増殖している状態では、マグネシウムの摂取を正常に行われず、マグネシウム不足の状態でカンジダ菌の放出するアセトアルデヒドを処理しきれなくなる悪循環に陥ります。
※モリブデンを多く含む食品は、豆類、ナッツ類、乳製品(特にチーズとヨーグルト)、葉物野菜、卵、穀類、レバー、トマト等々。

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