“ドライマウス”とカンジダ症

50才以上の女性に多い“ドライマウス”

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液の分泌が減って、口の中が乾いた状態になる50歳以上の女性に多くみられる疾患です。ドライマウスは、唾液の分泌量が低下することによって口の中が乾き、様々な不快症状が出て、ひどくなると舌がヒビ割れたり、食べ物の味がわかりにくくなる味覚障害を生じます。
唾液には抗菌作用や自浄作用などがあり、健康を守る重要な働きがあるので、唾液が少なくなると口臭が強くなり、虫歯や歯周病、口内炎などの病気にかかりやすくなるようです。

なぜカンジダ菌が増える?

ドライマウスになると唾液が減ることからお口の中のPH緩衝能が低下し、お口の中のPHが酸性に傾くのです。そして、カンジダ菌はこの酸性のPHを非常によく好むので、カンジダ菌が増えてしまうのです。ドライマウスの6~7割が口腔カンジダ症を併発し、それが粘膜の傷みの原因になっているんだとか。
カンジダ菌が増えることによってお口の中で様々な不快症状が発生します。例えば、舌や頬粘膜の痛み、口臭。寝たきりの高齢者であれば、誤嚥性肺炎等々。

カンジダ菌を増殖させない生活

カンジダ菌の数を減らすためには、日々、お口を清潔に保つことが必要です。また、口の中の乾燥を防ぐ事も必要です!噛む回数をふやすことで、唾液の分泌を刺激します。喫煙はおすすめできませんし、お酒には利尿作用があり、大量の摂取は唾液分泌の減少につながるため、 飲酒はほどほどにしておいた方がいいでしょう。
よく噛み、唾液の分泌を促すようにする口腔内の運動を日常の習慣に取り入れるといいでしょう。

 

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