閉経が近づいているって、どんな感じなの?

閉経とは?

月経が永久に停止した状態。月経がこない状態が12カ月以上続いたときに、1年以上無月経の状態が続いた場合に閉経と判定されるそうです。
女性の体では、女性ホルモンのエストロゲンが分泌されることで排卵が起き、毎月生理がきます。でも、加齢とともに卵巣機能が低下していくと、エストロゲンの分泌量は減っていき、40歳以降になると急激に減少します。そして最終的に卵巣機能が終了し、エストロゲンの分泌量がゼロになると、排卵が起こらず生理がこなくなり、12カ月生理がこなかった場合を閉経と見なすそうです。最後に生理がきたときが“閉経年齢”となるので、“あのときが閉経だったんだな”とあとからわかるわけですね。

閉経が近づくと起こる、さまざまな生理の状態の変化

1 月経周期が短くなる
更年期を迎えると、それまで通常なら25~38日周期で訪れていた生理の周期が早まります。同時に、月経量が少なくなり、生理が続く日数も短くなる傾向があります。

2 少ない量の生理が8日以上続くようになる
卵巣機能が低下してホルモンバランスが崩れると、月経の周期が短い・長いにかかわらず、少ない量の生理が8日以上続くようになることがあります。長い人では、2週間~1ヵ月続くケースもあるようです。

3 月経周期が長くなる
続いて見られるのが、生理の周期が2ヵ月に1度、3ヵ月に1度…というように、長くなっていく状態です。

こういった出来事を経て、最終の月経開始から1年経っても生理がこなかったら、閉経と診断されることになります。ただ、こうした月経の変化はあくまでも一例に過ぎません。ほかにも、下記のようなことも閉経の前兆として挙げられます。

・経血の色が茶色や黒っぽい色になる
・おりものの量が少なくなる
・基礎体温の変動時期がなくなる

誰もがやがては迎える閉経ですが、そこに至る過程は人によってさまざまで、一概にはいえません。大切なのは、ここで「更年期だから」と自己判断しないことです。何らかの病気による不正出血の可能性もありますので、心配な方は、一度産婦人科に相談する事をおすすめします。

 

閉経は、女性の体にとって大きな節目。

ホルモンバランスが崩れる更年期を迎えたら、ちょっとした不調も見逃さないようにすることが大切。気付いた時点できちんと対処し、解決しておけば、必要以上に恐れることはありません。
中には、閉経を迎えるのに抵抗感を持つ方が少なからずいらっしゃるかと… しかし、閉経は、長年わずらわしく思っていた生理の不快感や生理痛から解放されるということでもあります。閉経後の体に何が起きるか正しい知識を得て、自分の体と正直に向き合うこと、これが何よりも大切なことかと。ご自身の体をかわいがって、「第2の人生」を楽しく、すこやかに過ごしましょう。

 

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