体内に蓄積される重金属

私たちの体内には知らないうちに重金属が蓄積しています。金属と聞くと人の体とは無関係なものに思えますが、人間も自然の一部であり、外界からの様々な影響を受けながら生活をすると重金属が溜まることは避けられないのだそうです。

体内に溜まる重金属としては、主に鉛・ヒ素・カドミウム・アルミニウム・水銀など。これらは汚染された大気や化学肥料、化粧品や洗剤、そして地中の鉱物が溶けだした地下水やそれを使った農作物など、避けたくても避けられないものに入っています。
また喫煙をする人はタバコ、歯の詰め物(アマルガム)、そして日本人が好んで食べるマグロなどの大型の魚介類に含まれる水銀などを含めると、毎日の生活の中で重金属をシャットアウトすることは非常に難しそうに思います。

重金属が体内に蓄積されるとどうなる?

幸い日常生活の中で溜まる重金属では、余程のことが無い限りすぐに死に至ることはありません。しかし体内の多くの酵素活性を阻害し細胞の代謝を低下させる、酸化を進行させると言われています。 代謝の低下や酸化の進行と聞くと、美容や老化にも影響しますね。
重金属がアルツハイマー病やパーキンソン病などに関係していると言われたり、発達障害や慢性疲労症候群、アトピーや喘息などのアレルギー疾患と密接に関連していることがわかっているようです。もしいつも「体調が悪い・消化器が弱い・皮膚のトラブルが長く続いている」という場合は、体内に溜まった重金属が影響しているかも知れません。

重金属と腸内環境との関係

重金属は私たちの体調に様々な影響を与えますが、体内に蓄積する原因の一つとして腸内環境が関係しています。腸内環境が乱れると腸の粘膜に穴が開き、たんぱく質や菌・ウイルスなどが血液中に漏れてしまう「リーキーガット症候群」と呼ばれる状態を引き起こします。すると、この腸管粘膜の隙間を通って重金属が私たちの体内に入りやすくなってきます。
腸管粘膜は、食べ物や食べ物に含まれる色々な毒素が体の中に入らないように「防波堤」の役割をしています。「リーキーガット症候群」はこの防波堤の役割を低下させてしまいます。重金属が体内に溜まらないようにするためには、腸内環境の乱れを修復することもとても大切。

体内に溜まった重金属は、体外に排出する必要があります。本来の人間の体は、不要なものを自力で排出する力を持っていて、主な排出ルートは、汗やリンパ、そして大小便です。しかしそのルートでは間に合わないほどに重金属が溜まってしまうと、皮膚などのいつもと違う場所に影響が出始めたり、原因不明の不調が起きます。
症状として出るようになると、通常の方法だけでは体に溜まった重金属を全て排出することはかなり困難であると言わざるを得ません。
「なぜかつらい」「人には理解されない不調がある」という人は、体内の重金属について一度検査を受けてみることをおすすめします。

カンジダのお悩みに役立つ乳酸菌サプリメントのご紹介