女性特有の月経随伴性気胸(げっけいずいはんせいききょう)

生理の前後、「胸が痛いし、なんだか息苦しい…」

皆さんは、気胸(ききょう)という病気をご存じでしょうか。
気胸とは、肺に穴が開き、そこから空気が漏れて胸痛や呼吸困難を生じる病気で、女性よりも男性のほうが発症する可能性が高いと言われています。ですが、女性には女性特有の月経随伴性気胸(げっけいずいはんせいききょう)という変わった気胸があり、これは生理(月経)の前後に発症する気胸なのだそうです。

生理による気胸

月経随伴性気胸は、月経時に子宮内膜が脱落するのと同じように、月経時に横隔膜や肺の内膜も脱落し、穴が空いて空気が胸腔に入り気胸を発症してしまいます。特殊な気胸で、根本的な原因は「子宮内膜症」と言われています。
気胸は女性には比較的少ないので、女性が気胸を起こしたときは、月経随伴性気胸の可能性を考えておかなくてはなりません。胸の痛みが微弱なときは、安静にして一旦様子を見てもいいかもしれませんが、胸の痛みが強く、息苦しさを感じる場合は要注意です。早めに病院を受診しましょう。

月経随伴性気胸になりやすい人
子宮内膜症を患っている人に発症することがあり、30代から40代前半の女性に多いと言われています。

症状の特徴
月経周期(生理開始3日前~5日後の期間に症状が出やすい)に合わせて気胸症状があらわれ、右胸に症状を訴える人が多いそうです。

必ず病院へ!

月経随伴性気胸の疑いがある場合は、すみやかに受診しましょう。早急に手術が必要になる場合もあるそうです。胸痛などの症状には痛み止めなども使用できるそうですが、あくまで一時的な対処法らしいので、早めに病院を受診しましょう。

 

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