パンがやめられないのはグルテンの麻薬作用かも?!

グルテン

腸内環境を悪化させ、肥満を引き起こす原因の一つが小麦に含まれる グルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が結び付いたグルテン。最近の小麦は品種改良でグルテンを多く含みます。グルテンは小腸から分泌されるDPP4という酵素でアミノ酸まで分解されますが、分解酵素が十分に生成されないと、グリアドモルフィンという未消化のペプチドのまま小腸から吸収されるそうです。

「もっと食べたい」が止まらない

このグリアドモルフィンはモルヒネと同じ構造を持ち、脳に入り込んで麻薬のような陶酔感をもたらし「もっと食べたい」とさらなる依存を引き起こします。さらに腸粘膜に炎症を起こして下痢やお腹の張り、アレルギー症状が起きる事もあるとか。ただ、グルテンの反応には個人差があり、絶対悪ではないようです。でも、小麦はカンジタ菌の栄養源となり、カンジタ菌が増える原因にもなっています。
「パンがやめられない」「小麦を食べると強い眠気を感じる」という人は、グルテンを抜いて体調の変化をみるといいかもしれません。

痩せる体質に

痩せ体質の人の腸には酪酸菌が豊富にいることがわかっているようです。酪酸菌は誰の腸内にもいるごくありふれた菌。糖質やグルテンの過剰摂取に気を付けながら、以下の習慣を続けると、自然と酪酸菌が増えて痩せ体質に近づくそうですよ。

・食物繊維を意識して摂る
・有用微生物のエサとなるオリゴ糖を摂る
・肉類を食べるときは食物酵素を一緒に摂る
・小麦は控えめに。雑穀ご飯を食べる
・植物性の発酵食品を食べる
・MCTオイルを摂る
・腸の働きを妨げるストレスをリリース