大腸にもカビは居る

2021-01-21

免疫力を上げるために必要なこと

コロナ禍で免疫力を上げることの重要性を思い知らされています。そのために腸の健康を見直された方も多いのではないでしょうか。ストレスは免疫力を低下させますが、突然の世界的パンデミックで、日頃のストレスの比ではないストレスに苦しめられています。ストレスとなる原因を取り除くことが困難な状況下では、各々が自己免疫力を上げるよう努めることが求められます。
「免疫力を上げるために腸内環境を整えましょう」とテレビやインターネット、広告などでもよく聞かれるようになりました。そのためには、食物繊維の多い野菜を多く摂取する、糖分を控える、適度な運動を行う、質の良い睡眠と睡眠時間をとる、ストレスを掛けない、などそのほかにも色々あります。

腸内にもいるカビ対策のためにもよりよい腸内フローラを作る

カンジダ菌は私たち身体の至る部位臓器に棲んでいます。腸も例外ではありません。また居るからといって慌てる必要もありません、カンジダ菌が異常増殖していなければ・・。
成人の約70％は腸にカビがいるといわれ、真菌であるカンジダ菌もこれに含まれます。人間の体内は温度や湿度が適度で栄養もあるためカビが繁殖しやすい環境が整っています。食べ物を摂り込む口の時点ですでにカビとの闘いで、口腔からスタートし血管を通しても、カビとその毒素は腸や全身臓器に運ばれていきます。

歯周病菌とカンジダ(カビ) とは相互に悪影響を与えるとされており、40代以降ともなると９割以上歯周病に罹っているということですから、加齢に伴いカンジダ菌の汚染率が高まることが分かります。
「自分はカンジダ症になったことはない」という人でも、それは膣カンジダ症のことであって、腸内もクリアかどうかは何かの精密検査受診で判明する機会にであうくらいで、一般的にはカビだらけであってもそのまま過ごしているのかもしれません。