生理が長いのは問題?!

8日以上続く場合は、ホルモン分泌の異常

正常な生理は、25日~38日のサイクルで巡り、3~7日ほど出血が続きます。しかし、生理の周期や期間は個人差が大きく、ストレスや疲れ、体調不良などによって、ホルモンバランスに異常が生じると周期や期間に乱れが生じることも少なくありません。生理はエストロゲンとプロゲステロンの分泌バランスによって引き起こされていますが、8日以上続く場合は『過長月経』と呼ばれ、何らかの病気が考えられる可能性もあります。
8日以上続く場合個人差はありますが、“卵巣機能不全”や“黄体機能不全”、“多嚢胞性卵巣症候群”など、によるホルモン分泌の異常が考えられます。
これらの異常が考えられる場合、子宮内膜の増殖・成熟・脱落が正常なサイクルで行われなくなるため、ダラダラと生理が続くことがあるそうです。

またその他に、女性ホルモンの分泌に影響を与える、甲状腺機能低下症や高プラクチン結晶、子宮の器質的な病気の子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮がんなどが原因のことも少なくありません。

量が少ないのはラクだけど・・・

生理の量が極端に少ない場合は、子宮内膜が正常に成熟できていない可能性も考えられます。その原因としては、プロゲステロンの分泌不足を引き起こす黄体機能不全や子宮の形態的な異常などが挙げられます。この状態が続くときは、ホルモン分泌や子宮に何らかの異常が生じている可能性もありますので、早めに病院へ行きましょう。

一般的には1回の生理で100MLほどの経血が排出されると考えられています。量が少ないまま期間が長く続く場合、考えられるのは、エストロゲンとプロゲステロンの分泌に異常が生じることによって、排卵や子宮内膜の増殖・成熟が正常に行われず、性周期に関係なく子宮内膜が剥がれ落ちる“機能性子宮出血”です。
これは、子宮内膜の増殖が十分でない段階で剥がれ落ちる出血であるため、通常の生理より量は少なくなりますが、その後エストロゲンの作用によって子宮内膜の新たな増殖も生じにくいため、ダラダラとした出血が続くのです。
いずれにしても、少ない生理がダラダラと8日以上続く場合は、何らかの病気の可能性を考えましょう。

 

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